殿、若、久々に打ち込み稽
 古でもなさりまするか?

「むむ、参ろうかの。」
「左様ですな。」
「鐔殿よ、我が家伝来の打ち
 込み稽古の構えを教えて遣
 わそうぞ!」
「それは!是非ともよしなに
 お願い致しまする。」
「この様に構えるのじゃ!
 参れ!!!」
「なるほど、この様に構える
 のでござりまするな?」
「ぬ、そうではない!輪っか
 に寄っかかってはならぬ!」
「ふむぅ〜、コレが無いこと
 には、少々不安でござりま
 するな〜・・・。」
「案ずるには及ばぬ!その為
 に我が一族には、逞しく短
 い脚と立派なシッポがある
 のじゃ!!!」
「なるほど!おお!!!コレ
 にござりまするな!
 参れ!!!」
「うむうむ、お見事じゃよ!
 鐔殿!!!」
「お褒めに預かり、我輩も嬉
 しゅうおざりまする!」
「ZZZzzz・・・。」
「兄上!」
「ZZZZzzz・・・。」
「・・・兄上!!!」
「ZZZZZzzzz
 ・・・。」
「兄上と申しまするに!!!」
「んが??なんじゃらほい。」
「その様なお姿ばかりでは、
 全国の贔屓の者どもに哀れ
 と思し召されませぬか!?
 やはり兄上は颯爽となさっ
 ておられませぬと!!!」
「鐔殿の申される事は尤もじ
 ゃ。我輩とていつもキリッ
 とかバリッとかしていてや
 りたいものじゃとは思うて
 おざる(遠い目)。」
「左様でござりましょうとも
 !!!」
「したが、この様に寝んでみ
 られよ!たあぁ〜まらんも
 のでいかぬ!!!」
「むぬぅぅ〜!いかさま!!
 確かにたまりませぬな!!」
「左様であろう!?もはや
 こうなってしまうと、何が
 どうあろうとも、春眠暁を
 覚えぬのじゃ!!!贔屓の
 者ども、許せよ。」
「へげぁあぁ〜っ、こりゃ!
 もう!!!なんちゅうか!
 お寝みなさい!」
「ZZZZzzz・・・。」
「ZZZZzzz・・・。」

 ・・・・・・・。