「午睡は堪りませんな、兄上。」
「ぬぅ〜、然りじゃ。」

「しかしながら、大分暖かくなって
 参りましたゆえ、団子もそろそろ
 終わりですかな〜?」
「むむ、左様じゃのう〜。」
「そろそろ、引っ付いて行動する
 のも控えていかんと、暑くなっ
 てから辛いわいの。」
「誠に左様ですな。したが兄上、
 そう簡単に行動を変えられます
 でしょうかの?」
「ま、なんとかなるであろうよ。
 あまりアレコレ思い悩むのは
 、我が一族の性癖には合わん
 わぇ。」
「ん〜、なんじゃ、あの音は?」
「我輩、最近なにやら噛みたい
 時が多ぅございましての。」
「よもや、なにやらの虫が
 沸いたのではなかろうの。」
「そういうのではござりませぬが、
 気分的に何やら・・・、かふぅ〜。」
「兄上、兄上!ホレホレ!!
 なにやら飛びおりますぞよ!!!」
「むむっ!こっちじゃ鐔殿!!!。」
 
「いやいや!こちらにおりますぞ!!!」
「ほれ!今度はこっちじゃ!!!」
「兄上、庭にも何やら動きおり
 ますぞ!」
「暖かくなってくるとのぅ〜。
 それよりも鐔殿、来るべき
 夏の為に泳ぎを教えてとらそ
 うわい。」
「背中から頭の上を通って、
 腕をこの様に掻く。」
「なるほど、このようにで
 ござりますな!?」
「いやいや、手を開いてはならぬ。
 指の間から水が逃げるによって。」
「なるほど!したが兄上、
 その前に水に入らねば
 なりませぬな。」
「水への入り方はこうじゃ!
 両の手を伸ばし、頭から
 やけくそで突っ込む!!!」
「なるほど!猫界のロナウジーニョと
 畏敬された我輩なれば、必ずや泳ぎ
 にても、猫界のイアン・ソープと呼
 ばれて見せましょうぞ!!!」
「・・・乗せ過ぎたかのぅ〜、
 我輩も泳いだことなぞ無いの
 じゃが・・・・・。」