「年が明けたのぉ〜、鐔殿よ。」

「いかさま、左様でござりますなぁ。」
「我輩達は、この世に生を受けてより、
 洗練と優雅を絵に描いた様な暮らし
 じゃ。今年もさしたる変わりは有る
 まいよ。」
「まこと!兄上の仰せらるるとおり
 にござる!!!」
「したが、我輩はぶらくっておる物を見ると、
 どうも落ち着きませぬ。」
「む〜、ま、そのくらいは致しかた
 あるまいよ。」
「ヒラヒラしとる物を見ましても、
 どうもいけませぬ。」
「う、ま、まぁ、よかろうわぇ・・・。」
「兄上、我輩とて決めるべき時には、
 キリッ!と決めまするぞ!!!」
「それは・・・、そうで・・・・・、
 あろう・・・かのぉ〜?」
「如何でござりますかの!」
 
「但し、続きませんがの。」
「それは構わぬであろうよ。」
「我輩とて、こんなもんじゃよ。」
「ところで、兄上。」
「ん〜・・・??・・・・・。」
「兄上と申しますに!!!」
「にゃ、にゃ、なんじゃらほい???」
「家人どもはともかくとして、全国
 数千万の贔屓の者達には、新年を
 寿いでやらずばなりますまい!?」
「やはり、そうであろう、かのぉ〜?」
「ちぃとばかし、かったるいがのぉ〜。」
「それは我輩とて同じでござりまする。」
「やれやれ、億劫なことじゃの。したが、
 鐔殿が上に立つ者としての自覚を持た
 れて参ったのは喜ばしいことじゃわい。」
「そんな訳で、新年目出度いのぉ〜。
 皆の者、本年もよろしく頼み入る
 ぞよ!」
「頼み入るぞよ!」


「皆様本年も何卒、何卒よろしくお願い
 申し上げ奉ります!」乳母