「兄上が何やらしもべに訓戒をたれて
 おられるのぉ。家長としての責任感、
 我輩も少しでもお手助せねばのぉ〜。」

「しもべよ!近頃膳部の遅滞が多いので
 ないかの!心して励むがよいぞ!!!」

「その替わりと申し上げてはなんですが、
 美味い物をお出ししていると思います
 が・・・???」
「口応えを致すでない!!!美味い物を
 速やかに供するがうぬの役目ぞ!」

「・・・・・・・。」
「しもべよ!我輩の膳部をも少し多く
 致すようにせよ!!!ふるふる。」

「しかし、お腹を壊されますと・・・。」
「口応え致すでない!!!飽きるまで
 食させよ!ごろごろ〜。」

「・・・・・・・。」
「乳母よ、最近しもべは少し弛んでおる
 のではないか???然るべく指導致せ。」

「まぁ〜、それなりにやっているのでは
 ありませんか?」
「やっておらぬとは言わぬ。したが、
 冬毛増殖中の折から、もそっと緊
 張感を持たねばならぬ。乳母も豪
 華な被毛に触れたかろうわぇ。」

「そう言われますと・・・・、では
 そのように申します。」
「乳母よ、兄上は日々色々ご苦労で
 あるのぉ〜、ふるふる。」

「まぁ、お食事に関しましては・・・。」
「ところで、膳部の量は少し増やせぬ
 ものかのぉ〜、ごろごろ〜。」

「お腹を壊されますよって、今暫らく
 はそのままになさいませ。」
「鐔殿よ。教わった事が癖になって
 しまったわぇ。」
 
「はて?何でございましょうかの???。」
「舐めくりじゃよ!これをやらんと
 落ち着かぬのじゃよ。」
「むむ〜〜っ。」
「くへぇぇえ〜〜っ。」
「兄上、それはまだまだ舐めくりと
 申すには、甘うござりまする。」
「舐めくりとは、こう!!!」
「こう!!!!!」
「このようにせねば!!!!!!!」
「我輩には、まだとてもそこまでは出来ぬわい。
 ポールポジションでも修正して、歳末パトロ
 ールでも致すかの。」
「兄上、我輩は乳母の膝でゴロゴロして
 おってよろしいのでしょうか???」
「ま、ゆるりとされよ。年が明けたら
 手順など手ほどき致そうほどにの。」
「ふみぃ〜、かたじけのぅござり
 まする〜。」
「ま、我輩の治下にさほどの事もある訳が
 無いのじゃが・・・。」
「・・・鐔殿はご存知無いが、実はこれを
 した方が、よく腹が空くのじゃよ・・・
 そんな訳で、」
「腹が減ったぞよ!!!」
「腹が減ったぞよ!!!」