「誰ぞ呼ばわったかや???」
「殿、お湯殿の支度が整って
 おりますが・・・?」

「はて?空耳であろう。」
「ぬぅ〜、おのれ痴れ者共が!」
「あるじの意を心得ぬ
 家人共よのぉ〜。」
「成る程、心地良い衣の具合
 ではあるが・・・。」
「決して機嫌を直した訳では
 ないぞよ!」
「しかし、いつまでも不貞腐れ
 ておるのも大人気ない。」
「眠って忘れてしまうかのぉ。」
「これこれ、おまさ!」
「それへ参れ、それへ。」
「むぅ、少々狭い腿じゃが、
 この際致し方あるまい。」
「・・・・・。」
「寝るかのぉ〜。」
「しかし小腹も空いて
 おるしのぉ〜。」
「膳部にはまだ間が
 あるのかや?」
「はい。」
「よし!あれこれ思案致して
 おっても詮無い事よ!!!」
「やはり寝ることに致す!
 膳部が整ったら起こす
 よう申し付けたぞ!!!」
「・・・・・・・。」